ミックスボイス を習得する上で裏声の習得は必須です!
裏声編Step②のピュアファルセットが出せるようになったら、裏声を支えていきましょう。
徹底的にテンションや芯を排除し、地声の筋肉群の介入を阻止しました。
今回は、分離した裏声を確立する上で欠かせない、支えることを狙います。
芯のある裏声
今回はその芯を排除したまま支えるという作業なのですが、ピュアファルセットとの違いは何なのか?をリストにしました
- ロングトーンができる
- 音程が下降気味になりにくい
- 腹圧が若干上がる
- 正面に飛ばす感覚がある
支えるというと分かり難いと思う方もいると思います。
支えるとは、質、状態共に一定に保つことと考えて間違い無いです。
ここで、強くしようとして過緊張になったり、声帯筋を関与させてしまうこと方が多いので避けましょう。
しかし、それを気にしすぎてピュアファルセットの特徴でもある、息をだだ漏れにするということも避けたいところです。
なので、ここでも出しやすい中音域から取り組むと良いです。
序盤はしっかりストレートに出して、最後はビブラートをかける余裕があるということは、しっかりとコントロール下に置けているということです。
最初からこの高音域を出そうとすると過緊張になりやすいです。
母音の「う」のアタックが強いので、芯も入り易くなっていますね。
しかし、これを意図して出すのであれば、今回の主旨とは違いますがOKだと思います。
意図して出したのであればそれは技術ですし、芯がない裏声との明確な違いを実感できるので良いですね。
因みに、PrinceがAdoreの冒頭で出している裏声には最初は芯が入っていて、参考音源②のようになっています。そこから徐々に柔らかい質に移行しています。
やっぱり裏声と言えばPrinceですね。
D’angeloやMaxwell,Eric Benetなどの裏声を駆使するアーティストは、少なからずPrinceの影響を受けているでしょうね。D’angeloなんて特に。
英語圏、特にアメリカのポピュラーミュージックで裏声を使う文化があるのは、Princeの存在があったからと言っても過言ではありません。
支えのある裏声
- ロングトーンができる
- 音程が下降気味になりにくい
- 腹圧が若干上がる
- 正面に飛ばす感覚がある
声質を確立していくのには、若干の根気が必要です。
裏声を支えることができて、強化に踏み出すことができます。
次回から、アンザッツを使って裏声を鍛えていきましょう。
支えのある裏声
まとめ