ミックスボイス ができるまで 裏声編Step③ 裏声 を支える 

ミックスボイス を習得する上で裏声の習得は必須です!

裏声編Step②のピュアファルセットが出せるようになったら、裏声を支えていきましょう。

徹底的にテンションや芯を排除し、地声の筋肉群の介入を阻止しました。

今回は、分離した裏声を確立する上で欠かせない、支えることを狙います。

芯のある裏声

支えのある裏声

今回はその芯を排除したまま支えるという作業なのですが、ピュアファルセットとの違いは何なのか?をリストにしました

  • ロングトーンができる
  • 音程が下降気味になりにくい
  • 腹圧が若干上がる
  • 正面に飛ばす感覚がある

支えるというと分かり難いと思う方もいると思います。

支えるとは、質、状態共に一定に保つことと考えて間違い無いです。

ここで、強くしようとして過緊張になったり、声帯筋を関与させてしまうこと方が多いので避けましょう。

しかし、それを気にしすぎてピュアファルセットの特徴でもある、息をだだ漏れにするということも避けたいところです。

なので、ここでも出しやすい中音域から取り組むと良いです。

【参考音源①】支えのある裏声

序盤はしっかりストレートに出して、最後はビブラートをかける余裕があるということは、しっかりとコントロール下に置けているということです。


【参考音源②】意図せず芯が入ってしまった裏声

最初からこの高音域を出そうとすると過緊張になりやすいです。

母音の「う」のアタックが強いので、芯も入り易くなっていますね。

しかし、これを意図して出すのであれば、今回の主旨とは違いますがOKだと思います。

意図して出したのであればそれは技術ですし、芯がない裏声との明確な違いを実感できるので良いですね。

因みに、PrinceがAdoreの冒頭で出している裏声には最初は芯が入っていて、参考音源②のようになっています。そこから徐々に柔らかい質に移行しています。

やっぱり裏声と言えばPrinceですね。

D’angeloやMaxwell,Eric Benetなどの裏声を駆使するアーティストは、少なからずPrinceの影響を受けているでしょうね。D’angeloなんて特に。

英語圏、特にアメリカのポピュラーミュージックで裏声を使う文化があるのは、Princeの存在があったからと言っても過言ではありません。

まとめ

支えのある裏声

  • ロングトーンができる
  • 音程が下降気味になりにくい
  • 腹圧が若干上がる
  • 正面に飛ばす感覚がある

声質を確立していくのには、若干の根気が必要です。

裏声を支えることができて、強化に踏み出すことができます。

次回から、アンザッツを使って裏声を鍛えていきましょう。

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